ホームジムを作ろうか迷っているんだけど、費用ってどれくらいかかるのかな?また注意する点があれば知りたいな
こんな悩みを解決します。
- 記事の内容
- ホームジムにかかる費用
- ホームジムを作るときの注意点(部屋の広さ・床対策)
- ジムとの比較
ぼくはコロナウイルスがきっかけで、ジムからホームジムに切り替えました。家で筋トレを始めて、いろいろ分かってきたことがあります。これから自宅にトレーニング部屋を作るかどうか迷っている方の参考になればと思い、本記事を書きました。
本記事では、ホームジムにかかる費用や、部屋の広さや床対策の注意点などについて知ることができます。
自宅で筋トレできる環境を作りたい人や、ジムに通いたくても通えない人は、ぜひ最後まで読んで下さい。具体的なイメージが湧きやすくなりますよ
ホームジムにかかった費用
ぼくは賃貸住宅に家族4人で生活しています。
パワーラックなどジムと同じ器具を揃えたかったですが、部屋の大きさや音の問題、そして費用のこともあったので、全身がトレーニングできる最低限の器具を購入しました。
購入した器具と、かかった費用は下記になります。
- 可変式ダンベル42kg:36,559円 *楽天で購入
- 固定式ダンベル3kg:2,780円 *amazonで購入
- トレーニングベンチ:8,980円 *amazonで購入
- ジョイントマット:1,666円 *ニトリで購入
ぼくがホームジムにかかった費用は、合計49,985円になります。
可変式ダンベルは楽天で購入。キャッシュレス還元と楽天ポイントが付いているので、実際は上記の値段からもう少し安くなっています。
ダンベルとトレーニングベンチ、床の補強をして、5万円以内でホームジムが作れました。
可変式ダンベル
プレートが部屋に散らばっている状態が嫌だったので、ぼくはダイヤル式の可変式ダンベルを購入しました。値段は36,559円。
ダイヤル式のダンベルの魅力は、何といってもプレートを付け替える手間がいらず、一瞬で重量が変更できるところです。
中国製ということで、すこし不安がありました。使用してまだ2ヶ月程度ですが、ダイヤルが回らないなどの不具合は一切ないので満足してます。
rankerのダイヤル式ダンベルについて詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にして下さい。
固定式ダンベル
rankerのダイヤル式ダンベルは5kg以下のウエイト設定ができなかったので、amazonでPROIRONの固定式ダンベルを購入しました。値段は2,780円。
ぼくは肩のトレーニングは低重量の高レップで追い込みたい派なので、3kgの固定式ダンベルを購入しましたが、「低重量のトレーニングなんてしない」という方はもっと費用が抑えられます。
トレーニングベンチ
ダンベルのトレーニングに必須アイテム「インクラインベンチ」は、FITMATE(フィットメイト)を購入しました。値段は8,980円。
FITMATE(フィットメイト)のベンチの魅力は、下記の写真のように折りたたみ収納が可能、組み立て不要、費用が1万円をきっているところ。
FITMATE(フィットメイト)のトレーニングベンチについて詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にして下さい。
ジョイントマット
意外と忘れがちなのが、床の対策です。
ダンベルを放り投げるわけではないものの、床に何も敷かないと、ダンベルやベンチを置くときに床を傷つける可能性があるので、トレーニング部屋を作るときはマットが必要になります。
とはいえ、ぼくの場合、パワーラックなど高重量の器具は使わないので、上記の写真のようにニトリで売っていた簡易的なジョイントマットを使用しています。サイズは幅45cm×奥行45cm、9枚入りで833円。それを2セット購入しました。
ニトリのジョイントマットは日常生活レベルの防音対策商品なので、ダンベルを高いところから落としたり、高重量のビッグスリー種目には不向きです。本格的にトレーニングする場合、床にベニア板を敷いたり、マットの厚さが6mm以上で硬度が高い筋トレ用に防音対策されたラバーマットが必須になります。
ぼくみたいにダンベルでトレーニングするだけなら、どこでも売っている簡易的なジョイントマットで十分です。
ホームジムを作るときの注意点
ホームジムを検討している多くの人は、実際に器具を見ることなく、ネットでの購入になると思います。
ダンベルやトレーニングベンチは高価な買い物なので、自宅に商品が届いた時に「思っていたのと違った、、、」という失敗は避けたいですよね。
ここからはホームジムを作る際の注意点について、お伝えしていきます。
部屋の広さ
ダンベルとトレーニングベンチを購入している人は、約2畳(176cm×176cm)~約3畳(176cm×261cm)の広さが必要になります。
それぞれの器具のサイズは、下記になります。
- トレーニングベンチ:縦×横=139cm×43cm
- 可変式ダンベル:縦×横=23cm×46cm
器具だけのサイズで見れば、2畳~3畳の広さは必要ないように感じると思います。ですが、たとえばダンベルフライをやる時、両手を広げるスペースが必要になるので、できれば3畳の広さは欲しいところです。
ちなみに上記の写真はジョイントマット(1枚:45cm×45cm)を16枚、敷いた写真になります。ジョイントマットを検討している人は、上記の写真である程度のイメージできるかなと思います。
パワーラックの場合
パワーラックを検討している人は、縦横の広さに加え、部屋の高さも注意が必要です。
- パワーラック(reebok):奥行×横×高さ=193recm×200cm×224cm
- バーベル(シャフト):220cm
パワーラックは、最もサイズの大きいreebokの情報になります。上記の器具のサイズを考えると、パワーラックの購入を考えている人は4.5畳(261cm×261cm)~6畳(261cm×352cm)の広さが必要になります。
プレートを付け替えるための余分のスペースが必要になってくるので、幅は3m(300cm)は欲しいところです。横の広さが3m(300cm)ないと、プレートやバーベルシャフトで壁を傷つける可能性があります。部屋の広さは6畳あれば、ゆとりを持ってトレーニングできます。
あと高さにも注意が必要です。部屋の天井の高さは建築基準法「210cm以上」と決められています。築年数が古い一戸建ての場合、天井の高さは220cmで設計されています。最近はだいたい天井高が240~250cmで作られているので、パワーラックが天井にぶつかることはありませんが、商品を購入する前に部屋の高さを必ず測るようにしましょう。
あと高さで1つ忘れていけないのが、チンニング(懸垂)をするためのスペースです。チンニング(懸垂)をした時に頭一つ分以上の余裕が必要なので、そのスペースも考えてパワーラック選びをしましょう。
床・防音・振動の対策
筋トレは重いウエイトを扱うトレーニングなので、「床が抜けないかな、、、」と心配になる人もいるかもです。
ぼくたちの住居の居室は、建築基準法で1平方メートルあたり180kgまで耐えられるようになっています。
ダンベルとベンチだけでトレーニングする場合、自分の体重を含めても180kg以内に収まることがほとんどなので、床への対策は市販のジョイントマットを敷くだけで問題ないでしょう。
パワーラックを使ってトレーニングする人は、合板(ベニア版)を敷く必要があります。なぜなら、重量が建築基準法で定められている重量を大幅にオーバーしてしまうからです。具体的には、下記になります。
パワーラック | 100kg |
シャフト | 20kg |
プレート | 200kg |
トレーニング | 15kg |
自分の体重 | 65kg |
合計 | 400kg |
自分の体重を含めると400kg以上になります。このため、合板を敷いて荷重を分散させる必要があります。合板はホームセンターなどで購入できます。
パワーラックの購入を検討している人は、床への荷重や防音、振動の対策のために、下記の床の補強をしましょう。
床から順番に
- 1層目:ジョイントマット
- 2層目:合板
- 3層目:ゴムマット
かかる費用は3~6万くらいになります。費用をケチって安物で揃えてしまうと、後から不具合が出てきた時に、すべて張り替える必要が出てきます。ホームジムは一生の買い物と考え、荷重や防音、振動防止の性能が優れている商品を購入しましょう。
これは賃貸アパートに住んでいるぼくの知り合いの話ですが、合板やマットなどを十分に敷かずトレーニングしていたら、管理会社から音のクレームが入る経験をしていました。おそらく下の階の人がトレーニング中に出る音や振動がうるさいと感じ、管理会社に連絡したためだと思います。ぼくの友人は泣く泣く、パワーラックを一度全て解体して、合板やマットの買い替えをしていました。
ホームジムにパワーラックを検討している人は、ぼくの友人のようにならないためにも、床への防音対策はしっかりやった方がいいと思います。一度組み立ててから床の補強をやり直す場合、余分なお金と時間がかかるためです。また賃貸住宅の場合、床に傷をつけてしまうと、引っ越しの時に高額な費用を請求される可能性があります。
繰り返しになりますが、ホームジムは一生の買い物と考え、床の防音・振動対策はしっかりやりましょう。
家族の理解
ぼくの場合は家族4人で生活しているので、ホームジムを作る前にしっかり話し合いをしました。
ダイヤル式の可変式ダンベルはプレート式と比べて場所を取らないことや、トレーニングベンチは折り畳めるとはいえ、部屋のスペースを取るからです。またトレーニングする時に大きな音でなくても音は出てしまうので、音に対して理解してもらえるよう、しっかり話をしました。
事前にホームジムの計画を相談すれば、家族はかならず理解をしてくれると思います。自宅で気持ちよく筋トレするためには、家族の理解を忘れないようにしましょうね。
ジムと比べて感じたこと
ずっと通っていたエニタイムフィットネスを退会し、ホームジム勢になりました。
ジムとホームジム、どちらにしようか悩んでいる人に向けて、ぼくが感じたジムとの比較についてお伝えしていきたいと思います。
メリット①経済的
ホームジムの1つ目のメリットは経済的なところです。
ぼくがホームジムにかかった費用は約5万円でした。エニタイムに通っていた時は毎月約8,000円の月額費を払っていたので、半年分の会費を前払いにしたことになります。
自宅にトレーニング部屋を作るための初期費用は大きいですが、長い目で見た時にかなり経済的です。3年で約24万円、5年で43万円もの違いが出てきます。
浮いたお金で別の器具やサプリを買い揃えることができるので、ホームジムはかなり経済的です。
メリット②時間の節約
自宅で筋トレができると、ジムの行き帰りの時間が節約できます。
またジムの場合、夕方など混雑している時間帯はマシンの待ち時間がありますが、ホームジムは自分の好きなタイミングでトレーニングができます。
「ジムを利用するなら行き帰りの時間は仕方がないな、、」と自分で言い聞かせていた余分な時間が、自宅に変更することで解消されたことはとてもメリットに感じました。
デメリット①設備
設備については、やはりジムには勝てません。
ジムはマシンの種類やアタッチメントが豊富なので、トレーニングできる種目はホームジムと比べ圧倒的に多いです。
またジムには大きな鏡があって、フォームを確認しながらできるのも良いところです。
ぼくは部屋のスペースの関係上、パワーラックでなくダンベルとベンチだけでトレーニングしています。youtuberのshoさんのダンベルを使った全身を鍛えるトレーニングメニューを参考に筋トレしていますが、「たまには最先端のマシンを使って筋トレしたいな」という気持ちは正直なところあります。
デメリット②モチベーション
いつでも筋トレできる環境があると、「今日は疲れたから明日でいいかな」となりがちです。
ホームジムは筋トレのモチベーションが高くないと、続かない可能性があります。
ジムに行けば、周りがストイックにトレーニングしているので「自分も頑張らないと」と気持ちを切り替えることができます。ジムはモチベーション維持のために、とてもいいツールです。
ホームジムを検討している人はSNSでトレーニング内容をシェアするなど、モチベーションを保つための方法をあらかじめ検討していた方がいいかもしれないですね。
まとめ
ぼくがホームジムにかかった費用は約5万円でした。
揃えた器具はダイヤル式の可変式ダンベルと3kgの固定式ダンベル、トレーニングベンチ、ジョイントマットの4点になります。
ダンベルを使ったトレーニングの場合、部屋の広さは3畳もあれば十分です。ダンベルのウエイトは40kgまでなので、床対策はどこでも売っているジョイントマットで大丈夫です。
部屋の広さがあって、予算をかけれる人はパワーラックがオススメです。ダンベルと比べ、トレーニングできる幅が広がるためです。その際、床に合板やラバーマットはしっかり敷きましょう。近隣の住民から音や振動のクレームが来て、トレーニングできなることは避けたいですからね。
ジムと比較した時のメリット・デメリットも踏まえ、検討してみて下さい。ぼく個人的には、ホームジムに切り替えて120%満足しています。